四国一周 最終日
いよいよ最終日
目指すは尾道。
気合いを入れていざ出発。
天気は快晴。
この空の下、しまなみ海道を堪能できると想像するれば気分が良いに決まっています。
時間に追われないこの日は存分にサイクリングを楽しめました。
今治駅を過ぎると、車道外側線の内側に青のラインが入り、しまなみ海道突入です。
晴れのしまなみ海道はどこを見ても絶景で、自転車で堪能できるこの道は正にサイクリストの聖地と言って過言ではないと思いました。
この6日間の中でいくつか自分の中で発見がありました。
一つ目は体力の限界です。
調子が良くて200kmが私の一日あたりの距離だということが分かりました。今回の実際に走ってみて、一日に300-400kmも走ってしまう人がどれだけ偉大かを実感しました。
二つ目はサイクリングの何が楽しいか?です。
毎日辛い思いをしながらも、後にはそれが美化されていく。そしてまた走りたいと思える。これは過去の自分を承認できるからです。自分を認める際のハードルは基本的には高い私ですが、自転車は周りでやっている人がいないので、ハードルが低い傾向にあります。
一方で、自力でガラス越しではない景色を見に行くことは像の印象をこの上ないものにすると考えます。どんなに良く撮れた写真も肉眼での記憶がありには劣ります(私の中では)。
残りやすい記憶がまた行きたい欲を駆り立てるという仕組みではないかと思いました。
三つ目は日焼け止めは効かないということです。
ロングライドの際は諦めるしかないのでしょうか?
この旅は今後の私の趣味趣向に大きく影響すると予想しています。
四国一周自体は既に何千何万の人が私よりも短期間で成しているかもしれません。
しかし、私の中には私自身にしかない記憶があるのです。
これからも自分にしかないものを求めて旅ができる。
それができたらどれだけ充実した人生になるでしょう。