ハマチ’s diary

思考の外部化

免許更新

道路交通を人体で例えると血液が妥当ではないか。アスファルト、コンクリート、砂利や土等、形態規模は違えど、ないところを探す方が難しい程に張り巡っている。これほど複雑化している環境を理性で動く人間同士が効率よく利用するにはルールが必須であるのはもっともだ(個々の思考と選択が多岐に渡るため、人同士が根底の足並みを揃えるのはほぼ不可能で、協調には妥協が不可欠なため)。ここ日本においては道路交通法を基に日々違反者の取締りが行われており、また、道交法自体も是正が行われている。我々は道交法に従って決められたルールを学び、免許を取得し、今日運転していると言えるだろう。しかし実際の道路交通は公的なルールに従っているとは言い難い。自身の周りの狭い範囲のルール(空気)を読み、責任を負う実感を抱くことなく運転するドライバーが多いのではないか。責任を負うことよりも責任を取ることに注視するというのは日本人の特性ではないかと疑いを持つ。当事者意識の低い人間は文明の発展から取り残される社会の癌である。

自転車と他の乗り物の違い。

休みは何してるの?と聞かれて「自転車で〇〇まで行ってきます!」と答えるとほぼ確実に「原付買えばいいじゃん!」と言われる。違う。そうじゃないんだよな。と思ったので文字にしたいと思います。

先ず自転車の他の乗り物との大きな違いを挙げると、

・人力で動く

・身体と自然を隔てる壁がない

・停車がしやすい

・行動範囲が広い

・交通規制にかかりにくい

・価値

といったところが主ではないでしょうか。

フィットネスとして楽しむことができる。

季節を五感で感じることができる。

美しい景色を立ち止まって眺めることができる。

知らない土地での出会いや発見がある。

車やバイクでは入れない秘境がある。

車やバイクより価格帯が低く、プロの機材も手が届く。

これらの魅力を全て兼ね揃えるのが自転車であり、サイクリングだと思います。

私たちの生活に寄り添いながらも、非日常を感じさせてくれる。自転車にはそのポテンシャルがあるということを全ての人に知ってもらいたい。

サイクルモード2019

昨日幕張で開催されたサイクルモードへ行ってきました。初めての自転車イベントへの参加だったので少しばかり緊張していましたが、会場に入った途端に華やかなブースの数々が目に映り、そんな気持ちは吹き飛んでしまいました。

正しく自転車の祭典。ギラギラと輝く自転車のみならず、パーツ、オイル、ウェア、補給食やプロテイン等のメーカーのブースも多く立ち並び、多くの人々に支えられて自分達は自転車を楽しめるのだと実感させられました。この感覚は普段行く自転車屋では経験することができないと思います。

数多くのブースに目が眩んでどこから周るか迷ってしまいました。とりあえず軽くブースを一周見て、小径車に興味が湧きました。以前から小径車でキャンプをしたいと思っていたので、いくつもの選択肢を目の当たりにできたのは幸運でした。BROMPTON は硬いですね。輪行のしやすさも乗り心地も兼ね備えていますし、積載能力も十分です。もう一つ気になったのがirukaです。折りたたむと非常にコンパクトで驚きました。BROMPTON と比較すると劣る点は多々ありますが(拡張性や付属品等)、2019年6月設立のメーカーということで、これからの新製品に期待が高まりました。他にもローラーやVRの体験をしたり、トークショーを観たりできて楽しめました。

今回のサイクルモードについて参加者の評価が分かれているようです。自分は自身が初参加で楽しめたということもあり、ハードルが低く設定されていたのだろうと感じました。そこを良い点として捉えます。当たり前ですが、どんな国でも競技人口が多いほどそのスポーツは栄えます。となると初心者を快く受け入れる体制が大切です。日本において自転車はもはや文化として根付いていますが、シティバイクとスポーツバイクの壁は未だにあるのではないでしょうか。そんな視点から今回のサイクルモードのような初心者に易しいイベントが増えるといいなと(自分の都合にも)思いました。

奥多摩湖

台風が過ぎてからというもの、肌寒い朝になってきました。秋の訪れを実感し、紅葉を見たくなりました。奥多摩だったら見られるだろうと思い、新車での初ロングライドを決行しました。

ロードバイクシクロクロスよりも前傾体制になりやすく、数時間経っても体に違和感なく進むことができました。休憩も30kmに一度必要だったのが、50km走っても平気なくらい違いが瞭然でした。これがロードバイクか、、

もちろん不慣れな部分もありました。クリートがうまくはまらないことです。SPD-SLは片面であることに加えて角度がシビアなのでスムーズに着脱ができませんでした。もっとたくさん乗って慣れる必要があります。

とはいえ、坂道平坦共に走行し易くなったことは間違いありません。今回は目的の紅葉は見られませんでしたが、より遠くに行く手段を手に入れたのでうまく活用し、これからも非日常を謳歌したいと思います。f:id:anagura-otoko:20191105094957j:image

ニューバイク

仕事に慣れ始め、休日の過ごし方をあれこれ考えるようになってきました。どう過ごすか考える時には常にロングライド案が挙がります。これは1ヶ月前のことですが、軽めの100kmライドに行ったはずが、脚が死んで動かずヘトヘトになって帰るということがありました。学生の頃のような体力はもうないと感じつつ、ロードバイクに乗り換える機会だと判断しました。

先日2年半乗っていたシクロクロスを手放しました。友人に譲るという形で。この自転車を買ったことで無謀な旅を経験できたし、サドルから見る景色の美しさに魅せられることになりました。f:id:anagura-otoko:20191101183737j:image

↑四国一周した時の写真

 

新しいバイクは10年でも20年でも可能な限り乗り続けたいと思っています。その月日の中で新しい経験をしていけたらなと思います。

旧友

5ヶ月ぶりに大学生時代の友人に会った。彼は大学卒業後地元に帰り、中学で講師をしているのだが、東京の教員採用試験を受けに来ていた。試験についてのああだこうだを聞きながらバッティングセンターで汗水を垂らした。改めて彼の体軸の精巧さに目を見張った。

5ヶ月という期間はさほど長い期間ではないが、どうやら人が変わるには十分な期間らしい。教育の話や生徒の話をする彼は正しく“先生”だった。友人に達観した教育者がいることを誇らしく感じると共に、自身も一社会人として何かを生み出せる人間にならねばと感じた。

とこで自分の友人は優秀な人間ばかりだ。会うたびに自分で自分を卑下することになる。しかし自分の頑張っている方向には彼等はいない。隣の芝生は青く感じるものだとつくづく思う。

道場

今日は躰道の道場を見学しに行った。見学というより体験に近いかもしれない。

2年ぶりの動きに身体はついていかず、衰えを実感した。それでも不思議な爽快感を感じた。やはり未練があったからだろうか。躰道をやれることが素直に嬉しかった。

道場には社会人から始めた人が思ったよりも多くいたので、その点で気が引けることはなかった。一方で人数が少ないことが強制力に繋がるかもしれないと思った。それは練習嫌いの自分にとって致命的である。

もう通ってみて吟味してから入会を考えたい。